湯倉温泉(共同浴場):福島県) '12.06月

川岸の林間に佇む共同浴場 畳敷き&テーブル付きの休憩所 浴場は一つ 混浴です
熱めの湯で満たされています 湯温調節のための湯貯め槽 溢れ出した源泉が垂れ流されている

大沼郡金山町本名湯倉温泉 ☎0241-54-5111(金山町役場)  icon088ie.gif  (7:00-20:00 100円)

只見川に沿って勘を頼りに国道252号線を走るも、ほとんど目標物の無い地域、集落ごとに車を停め住民を探しては湯倉温泉のありかを探した。     中にはよく知らないと言う人もおり、共同湯とはいっても皆が皆行ってる訳じゃないんだな。
ここは国道を外れた川向こうにあるので、はじめて行かれる方は通り過ぎないように注意したほうがいい。

国道を外れ、真っ赤な赤い橋で只見川を渡り、左へと続く小道を行けば突き当りが湯倉温泉共同浴場です。
周囲を木々で囲まれ、林間のキャンプ場によくあるバンガロー的な外観です。
湯屋に向かって坂道を下りて行くと、湯屋裏にある源泉小屋が目に入ります。     まさに源泉直下の新鮮な温泉なんだな~。

ガラガラッっと湯屋の扉を開けてびっくり、協力金の徴収箱がポツンと置かれているのかと思いきや、もちろんソレもありましたが、そこは畳敷きの椅子やテーブルも置かれた居間の様な休憩所になっていました。     きっと湯あがりに地元の方々がワイワイガヤガヤここでくつろがれるのでしょう。

休憩所の先にある、左の引き戸を開けたら男脱衣所、右を開けたら女脱衣所となっていて、その先に浴場があります。
浴場は一つだけですのでもちろん混浴となります。

湯倉温泉の源泉温度は60度以上もあり、ましてや共同浴場の真裏の湧き出しているので冷える間もなく湯口に到達する訳で、とてもそのままでは入浴ができません。     そんなわけで、湯船の温度調節のために源泉は一度湯貯め槽に導かれ、そこから一部の源泉が湯船に注がれる構造になっています。
そして大半の源泉はそのまま側溝や洗い場の脇を通って只見川に排出されています。     あ~、何ともったいない。     
そうやって温度調節された湯船の湯ですが、まだまだ熱めで長湯の出来るものではありません。     窓をフルオープンにして入浴しましたが、湯船から上がっている時間が大半でした。     それも淵に座っていないと、上がり湯からの熱い温泉が洗い場に溢れ出し、ヒェー、アジ~てな感じになります。     地域の方々はどうしていらっしゃるのか疑問に思いましたが、時間が早かったせいかずっと貸切状態でした。

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