姥湯温泉(枡形屋):山形県 '06.7月

駐車場からは歩きです

露天風呂は宿からまた登る

手前にあるのは女性専用風呂

下段の露天風呂

上段の露天風呂

こぼれ湯も浴びられます


米沢市大字大沢姥湯1 рO90−77975934  (9:00-16:00 500円 11月〜4月休業)

国道13号線から板谷方面に入り姥湯温泉と滑川温泉へと向かう細い山道をひたすら走る。   滑川温泉へ向かう分岐点を過ぎると勾配はさらにきつくなり、やがて切り返しを繰り返しカーブを曲がるようになる。   ようやく駐車場にたどり着くと、つり橋のはるか上方の山際にへばり付く様に建つ枡形屋が見えます。

ここから宿までは十数分の徒歩となり、ちょっとしたハイキング気分です。   ここには、つり橋のたもとから宿へと続く荷物用ロープウェイがあり、宿泊客はこれで荷物を運んでもらえるらしい。    宿へとトボトボ歩いて行くと湧き水があり、これがまた美味かったな〜。

日帰り入浴は専用の受付があり、日帰りの客は館内に入る事無く宿を通り過ぎて、さらに上方の露天風呂へと向かうこととなる。   露天風呂に向かう途中、開いた窓から宿泊者専用の内湯が見えたが、申し訳程度に造られたような小さい檜風呂だった。   たぶんここに来る宿泊者は秘湯中の秘湯と言われている露天風呂がお目当てなのだろうからこれで充分なのでしょう。

坂を登って行くと、まずはじめに木の塀で厳重に囲われた女性専用の露天風呂が目に入る。   誰も入浴していないのを確認の後ちょっと覗いてみると、今日はまだ誰も入っていないらしく透明感のある白濁した湯が岩風呂にたたえられていた。   ただ、高い塀の囲われていて眺望は望めません。   

さらに細道を登って行くと、山形県内で一番高い所にある混浴露天風呂が目に入る。   青い脱衣籠の置かれた常設の脱衣小屋とは別に、ピンクの脱衣籠の置かれた臨時増設のヨシズ掛けの小屋があり、男女別の区別は無かったが、たぶん込み合った時などはそれぞれ色分けされた脱衣籠のある方で着替えるのでしょう。 

混浴の露天岩風呂は上段と下段に二つあり、どちらも深山幽谷を描いた墨絵のようなロケーションの中で入浴を楽しむことが出来ます。   当初入浴者が私達だけだった事も有り、タオルも持たずに上の湯・下の湯と行ったり来たりしていたら、いつの間にか数人の入浴者がいらしてビックリ、妻は岩陰を這うようにしてバスタオルを置いてある所まで戻るハメに、、、。(笑)

どちらの露天風呂も、ほとんど透明度の無い青白濁の湯で満たされ、湯に浸かってしまえば女性も比較的抵抗無く入浴できるようです。   源泉は露天風呂の上部にある湯畑に一旦導かれた後、それぞれの湯船に掛け流され、あふれ出た湯は傍らの滝のような沢にジャンジャン流れ出て湯量の豊富さを思い知りました。

この浴槽からあふれ出た湯とは別に、沢伝いの源泉パイプからも所々で湯があふれ、目の前の岩盤からしみ出す源泉を眺めながら打たせ湯を楽しむ事も出来ます。   ただし危険な所なのであくまでも自己責任でお楽しみ下さい。

マスコミにもよく登場する人気の秘湯なので、込み合う事も多いらしいが、こんな所こそ空いている時を狙ってじっくり湯浴みしたいものです。

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