利根郡片品村東小川4653-21 ☎0278-58-2251 (6:30-20:30 410円)
栃木・群馬県境にそびえ立つ日光白根山を源とする大滝川沿い、片品村にある白根温泉の元湯宿。
川をはさんで、湯屋と宿泊棟に分かれて建っている。 朝早かったせいか、湯屋の入り口で、いくら叫んでも、何の返答も無く、まるで人けが無い。 しばらくして川向こうに母屋がある事に気付き、橋を渡って「ごめん下さ~い」と大声を張り上げると奥の方から宿の人が現れた。 後で知ったのだが、立ち寄り入浴の受け付けはこちらの方でするらしい。
湯屋は半地下式になっていて、道路からだとちょうど天井が目線になっている。 換気のためか、窓が有ったが、はやる気持ちで覗き込みたい衝動をぐっとこらえた。 もしこちらが女湯で誰か入浴していたら、本物の覗きになっちゃうもんね。
玄関で靴を下駄箱に収め、階段をトコトコと降りて行くと、男女それぞれ、「ゆ」の暖簾の奥に脱衣所がある。
浴場はとても広く、昔の銭湯のように天井も高い。 四角のこれまた大きな浴槽には、かなり高めの位置から打たせ湯のように熱い源泉が注がれている。 でもこれが熱すぎて打たせ湯には少しばかりと厳しい。 源泉温度は62度もあるため、こうやって温度を下げているらしい。 また、ここは元湯だけあって湯量が豊富で、滝のようにかけ流された源泉は惜しげもなく湯船の淵からジャバジャバあふれ出している。
6時半から入浴できる事がまたうれしいですね。 さすがにそんな早くには行きませんでしたが、8時に私が入ると先客がもういました。 なんでも、数年通い続ける常連さんだそうで、今日もまだ湯が溜まっていない頃から入浴していたそうな。
癖のない、無色透明の温泉ですが、入浴後のサッパリ感はたまりません。 |