那須塩原市塩原190 ☎0287-32-2005 (13:00-17:00 800円)
和泉屋旅館は創業400年を誇る歴史ある温泉宿です。 また、明治時代から戦前戦後を通じて現在にいたるまで、横山大観、竹内栖鳳、竹久夢二などの文人墨客が好んで逗留した宿でもあります。 当時彼らが宿泊した建物は現在は別館文学亭と呼ばれ、今なお当時の面影を残したままの造りになっています。
本館内にある大浴場はカクカクのユニークな形状をしておりますが、特筆すべきことは特にありません。
ここからが本番です。
車道の下に造られたトンネルを通ってレトロ感たっぷりの別館文学亭へと向かいます。 トンネルを抜けるとそこは大正時代にでもタイムスリップしてしまったような雰囲気です。
廊下に沿ってカギのかかった貸切風呂、大ぶろ、混浴の露天風呂(延寿の湯)と並んでいます。
大ぶろは混浴で脱衣所は一つだけです。
時代を感じさせるプールのような広い浴場で、そのレトリックな雰囲気からか妙に落ち着いてしまいます。 私達が訪ねた時は窓から日が差し込んでいて日向ぼっこしている気分になり、ついウトウトしてました。
露天風呂の延寿の湯も混浴で脱衣所は一つしかありませんが、14時~19時は女性専用時間なので、混浴の苦手な女性はこの時間帯を狙って行くといいでしょう。
塀の向こうは箒川の遊歩道で、突然至近距離で他人のおしゃべりが聞こえてちょっとびっくりしましたが、遊歩道は低い位置にあり、立ち上がっても見えないので心配はいりません。
目の前には山並みが広がり、浴場の隅にモミジが植えられています。 紅葉の時期はきれいなんでしょうね。 |