四万温泉(御夢想の湯):群馬県 '05.09月〜'13.07月

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集会場のような外見(旧湯屋)

小ぶりな木製の浴室(旧湯屋)

国の重要文化財「日向見薬師堂」

寺社建築の様な外観(新湯屋) 渓流を望む開放的な浴場(新湯屋) 隣接する足湯

(吾妻郡中之条町大字四万温泉日向見   9:00-15:00/寸志)

御夢想の湯は四万温泉の最深部にある日向見地区にあり、四万温泉発祥の地とも言われている共同浴場です。周囲にはいくつかの宿が点在していますが、温泉街特有の喧騒とはかけ離れたとても静かな温泉地です。

すぐ隣には「日向見薬師堂」という国の重要文化財に指定された室町時代に建立された茅葺き屋根のお堂があり、伝説の世界に導かれてしまいそうな雰囲気です。

●旧湯屋●
一見、地区の集会所の様な外観で、その引き戸を開けるといきなり脱衣所があり、その奥に木造の小ぶりな浴槽があるという昔ながらの共同浴場スタイルです。   湯船は檜造りの小振りなもので、大人が二人も入ればいっぱいかな?
窓も無く閉鎖的で、至ってシンプルですが、このロケーションにはまたこれが合うんだな〜。

●新湯屋●

旧湯屋の面影は全く無く、立地も渓流沿いへと変わっていた。   何よりも目を引くのはその外観、白木をふんだんに使用して三層に造られた寺社風の造りで、あまりにも立派過ぎ、本当に共同浴場なのかと確認してしまうほどだ。    出来あがったばかりの頃は、その新しさからか落ち着いた温泉街において、いささか浮き上がった感もありましたが、年月を経るに従って次第にその雰囲気になじみつつあるように思えます。   私が見慣れてきたのかな?(笑)

正面で男女別に分かれた入り口から入ると簡素な脱衣棚があり、そこから階段を数段降りた地下1階的な所に浴場があります。   脱衣所から湯船を見下ろす感じで、その分湯気抜きのある天井は高く、広々とした感じの造りになっています。
浴場は石の床に、まるで硯の様な形をした磨きこまれた真黒な湯船が設えてあります。
旧湯屋同様湯船の大きさは小振りで、大人だと二人くらいしか入浴できないかな?
ただ、新湯屋は渓流見面して大きく窓が開いているため、景色も良く開放感もあります。

、共同浴場のすぐ隣が広い駐車場だし、日向薬師のお堂と共同湯の間にある東屋には足湯もあるので、車で共同浴場に行くんだったらここが一番便利だと思います。


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