西山温泉(中の湯旅館):福島県) '12.06月

中の湯旅館 母屋 母屋内の小ぢんまりした内湯 別棟の立派な湯屋(御殿?)
湯小屋の広々とした脱衣所 広々とした混浴内湯 内湯とは泉質の異なる混浴露天風呂

河沼郡柳津町大字砂子原字長窪884 ☎0241-43-2424    (10:00-20:00 本館400円・別館800円)

西山温泉のランドマークとも言えそうな、温泉街で一番目立つ宿。
鄙び系の温泉に魅力を感じてしまう私故、ぱっと見「最後に時間があったら行けばいいや」と思うほど西山温泉の中ではひと際敷居が高そうに見えてしまいました。
たぶんそれは近年新築された別館の湯屋のせいではないかと分かったのは入浴後の事だった。

母屋(本館)で立ち寄り入浴をお願いすると、本館の内湯は400円で別館の内湯&露天風呂は800円だと言われ、「両方入ったら1200円か~、やっぱり他の宿よりだいぶ強気だな~」と思いました。
どうせ入るなら露天風呂付きの方がいいので別館を選択しました。

「はいこちらですよ~」と案内されたのは別館、純和風建築の御殿のような建物だ。     ガラガラッと重厚な引き戸の先にはだだっ広い板の間が、と思いきやそこが脱衣所だった。     別館などと言うから、客室もあるのかと思いきや、贅沢にもそこは浴場だけの建物だったのだ。

脱衣所の奥にはこれまただだっ広い浴場があり、湯船にはとうとうと源泉が掛け流されています。     その脇には庭園風の露天風呂があり、内湯とはまた違う源泉が導かれ、内湯には無い開放的な空間を演出しています。
ま~、これだけの建物を風呂のためだけに新築したのだから入浴料が多少高めなのもうなずけます。

入浴後に本館の内風呂を覗かせて頂きましたが、見た目はこれといった特徴も無い小振りなものでした。      ただ、別館とは違うと言う源泉だけが気になって、硫化水素臭のする匂いをかいだり飲んだりしてしまいました。     もう別棟で伸びるほど入浴した後なので、こちらはまた次回の楽しみにとっておきましょう。

宿を後にする時にたまたま手が空いたのか経営者ご家族とお話しする機会がありましたが、みなさん気さくで最初に感じた「敷居の高さ感」は一気に吹っ飛んでしまいました。

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