鳴子温泉(潟沼):宮城県 '07.6月

日本一の強酸性湖 潟沼

湖岸にある空吹き

源泉施設 脇にポリバスがあった

湖岸にある泥湯を掘り下げる

ガスと共に温泉が湧出している

泥落しは温泉の湧き出す湖で


鳴子温泉街から山側の坂道を車で登っていくと林道のような道に出て、さらに進むと「潟沼」の標識があるT字路にぶつかります。   ここを右折するとどこからともなく硫化水素臭が漂ってきて真っ暗な中でも潟沼が近い事が分かります。  

真夜中に到着した私は真っ暗な駐車場に車を停め懐中電灯片手に湖の偵察に向かいました。   レストハウスとトイレ以外には潟沼についての解説が書かれた看板がぽつんと湖畔に立っているだけで、なにやらシュ〜シュ〜と不気味な音が轟いております。

懐中電灯は不気味なほどの数の小さな虫を照らし出し、そしてそれらは払っても払っても体にまとわり付きます。   「コレが蚊だったらボコボコにされる」とりあえず一時車内に避難。   カ〜チャンは気持ち悪がって車外に出る気配もない。   レストハウスに掲げてある看板をヘッドライトで照らしてみると、「日本一の強酸性の湖に生息する"ユスリ蚊"と言う種類の蚊で血を吸う事はない」とある。   コレを見て一安心。  それにしても凄い数だ。

翌朝明るくなるのを待って湖岸に湧き出しているという野湯の探索に出発。   沼を周回している遊歩道を右回りで歩いて行くとシュ〜シュ〜の音源にすぐたどり着く。   どうやら源泉施設のようで、モウモウと湯気を上げている。   こぼれ源泉が一条の流れとなって沼に流れ出し、そのすぐ脇には埋没状態のポリバスが据えられている。   流れ出た源泉は熱いが、ポリバスは冷たいので入浴はパス、こぼれ源泉を上手にポリバスに導いて入浴していたのかな〜。

さらに遊歩道を先に進み、丁度レストハウスの対岸辺りに来ると湖底からの泡を視認する事が出来る。   湖に手を浸けては見るが冷たい。   さらに探索を進め、ボコボコ底からガスと共に温めの温泉を湧出する水溜り状態の泥湯を発見。   落ち葉や泥の堆積した底を掘り下げて何とか尻湯・寝湯を楽しむ事が出来た。

入浴後、泥落しのた湖に入ったら、なんとこちらも底からガスが湧き出し、生ぬるいではないか。   泥落しなんかすっかり忘れて泳いでしまった事は言うまでもない。

ちなみにカ〜チャンは手湯足湯のみ。   岸辺の浅瀬でゴニョゴニョうごめく無数の赤虫(ユスリ蚊の幼虫)を見た途端、表情が険しくなりました。

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