川原湯温泉（山木館）：群馬県) '09.7月

民芸調の和風旅館		ムササビの餌づけもみられる休息室		内風呂（男湯）＆岩の湯（貸切風呂）
水車の湯（基本的に男湯）		望郷の湯（女湯）		女性のみ男湯へ出て来られる

吾妻郡長野原町川原湯305-1　☎0279-83-2221　　　　(10:00-15:00　700円) ゆくゆくはダム湖の湖底に沈んでしまうかもしれない川原湯温泉街の、ちょうど中ほどにある、ムササビの餌づけで有名な和風旅館です。 館内には民芸調の古道具がいい感じに飾られていて、なんかホッとした気分になれるんですよね。 玄関奥には囲炉裏のある和室があり、ムササビの餌付け場や景色を眺めながらお茶がいただけます。 私達も入浴後にここでくつろいでしまい、もう帰るのが嫌になってしまったほどです。 館内には男女それぞれの内風呂と貸切風呂があります。 内風呂とは言え、高台ゆえ周囲の木々を見下ろす感じで入浴が出来ます。 でもやはり、開放感から行ったら露天風呂でしょう。 本物の水車が回る「水車の湯」（男風呂）と、対岸の山村を見渡せる、眺望抜群の「望郷の湯」（女風呂）が隣接してあります。 露天風呂と言っても屋根付きタイプなので、雨の日でも安心です。 男風呂と女風呂の仕切り壁に戸が付いていて、女湯側からのみ鍵を開けて男湯側に出てくる事が出来ます。 四角四面な事にとらわれないこの遊び心というか、情緒を大切にされている宿の姿勢は素晴らしいと思います。 周囲に建物もなく、静かな温泉街なので、のんびりくつろげるお風呂でした。 帰りがけに、気さくなオーナー夫妻に頂いた「山椒の木の苗木」大切に育てますからね。 こんな温泉がダム下に沈んじゃうかもしれないなんて、実にもったいない話です。

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