岩瀬郡天栄村二岐温泉 0248-84-2316 (10:00-15:00 500円)
玄関が二岐温泉の高台にあるのですが、実はここは崖に沿って建つ宿の最上階4階なのです。 浴場は全て1階にあり、男女別の内湯だけが館内にあります。
柏屋名物の自噴岩風呂は、渓流に沿って屋根付きの渡り廊下を少し歩くと湯小屋があり、その中にあります。 湯小屋の戸を開けるといきなり男女共用の脱衣場です。 棚があるだけのシンプルな造りで、なぜだか木の幹が壁を貫いています。 浴場の戸を開けると、内湯なのに露天風呂のような鄙び感溢れる岩風呂が目に入ります。 湧き水の滴り落ちる苔むした岩壁の下には、源泉が足元から自噴している浴槽があり、隅っこの方を沢蟹がウロウロしています。 大きく開かれた窓からは渓流を見渡す事が出来、内湯なのに開放的です。 たぶん昔は崖下の露天風呂だった所に湯小屋を立てたのでしょうね。
次に向かったのは川向こうにある男女別の渓流露天風呂です。 男女別の内湯脱衣所から外に出て行く造りになっていますが、私達が伺った時は男湯脱衣所を廊下の様にご婦人方も歩いておられました。(笑) 大水が出たら簡単に流されてしまいそうな橋を渡ると右に開放的な男性用露天風呂、左に簾で浴場を囲った女性用露天風呂があります。 簾で目隠しされた女性用の方も、下流方向だけ簾がなく、外から見た感じよりも閉鎖的ではありません。 男性用は完全にオープンで湯に浸かっていても客室から見えるのか、先ほど館内で一言二言言葉を交わしたご夫婦が客室のベランダからこちらに手を振っていました。
最後に内湯へと向かったのですが、もう面倒臭いので衣類を抱えて裸のまま橋を渡り脱衣所へと駆け込みました。 内湯は男湯が岩風呂風、女湯が檜風呂ですが、露天風呂の後ではインパクトに欠けます。
また何度でも来て見たい宿の一つとなりました。 |