新穂高温泉(蒲田川 左岸 川原の野湯):岐阜県) ’12.04~’13.05月

湧出口はゆで卵が出来そうな温度 川水と混じりようやく手が浸けられる 大岩の下から熱めの源泉が湧出
掘り下げて石を使い仕切りを作る マイ湯船完成満足満足 妻は手湯だけで遠慮しとくってさ

北アルプスの雪どけ水を源とし、新穂高温泉を流れ下る蒲田川源流部には、川岸や川底にいくつもの温泉湧出があるといわれています。     蒲田川に面した深山荘の露天風呂の下の川原にも温めの温泉が自然湧出しています。     ここでは、夏場に行くと、川で遊んだ子供たちが冷えた身体を温めている光景も目にする事が出来ます。
そんな湧出個所も、水量の多い時期は川の流れに覆われ、目にする事も触れる事も出来なくなります。

川の水量が多くない時期に訪れる機会があったので、この時とばかりに新穂高周辺の蒲田川河岸を探検してみた。
水量の多い時期なら大岩を乗り越えてさかのぼるのも大変危険だが、この時期なら仮にドボンと落ちてもせいぜい服を濡らす程度でしょう。

渓流を探索しながら歩いていると、清流の中に所々緑色の藻が発生しているよどみがある。     たいていそのような所は源泉が自然湧出している事が多いのだ。     ただし、川の流れの中では水の勢いもあり、たとえ源泉が湧出していても確認のしようが無い。

川岸に付いた僅かな藻を目印にその周辺を探索し、今回は1時間ほどの間に2か所の湧出を発見することが出来た。
天然物に付き、自然条件によってもその位置や形状が変化すると思われるので、とりあえず、源泉A・源泉B都市レポートしておこう。

源泉Aは蒲田川左岸にあり、ゆで卵が出来るほどの熱い源泉が岩の隙間からあふれ出ている。     湧出個所下流の砂利を掘り下げれば浅い湯船は出来そうだが、源泉が熱すぎて入浴するには川水をかなり誘導しなければならない。     さらに周辺に導湯管が埋設されているので、勝手に手を加える訳にも行かず、入浴は断念した。

源泉Bは蒲田川左岸にあり、50度位の源泉が大岩の下から湧き出している。     大きな岩に囲われた湧出下部は渓流に接していているので、川底を掘り下げて川水を遮断すると良い感じの湯船が出来あがる。
ただ、このままだと熱い源泉がたまってしまい入浴するには熱すぎる。     そこで今回は渓流側からの流入口を作り、さらに湯船内をかき混ぜつつ楽しい入浴と相成った。

又機会を見つけ、ゆっくり時間をかけて、このあたり一帯を探検したいものである。

icon-back.gif[温泉探検目次]  icon-back.gif[中部温泉TOP]
inserted by FC2 system