霊泉寺温泉(共同浴場):長野県) '11.4月
鄙び感あふれる 霊泉寺温泉街 | 役場のような共同浴場 | 広々とした浴室 |
上田市霊泉寺温泉 (7:00-21:00 200円) 国道から霊泉寺温泉へと向かう道に入ると、急に人の気配が無くなり(もっとも国道にも人の気配は無いのだが、、、)、「このまま山の中に迷い込んでしまうのではないか」とも思えるような雰囲気に包まれる。 やがてこの温泉の由来でもある古刹「霊泉寺」が現れ、その先に温泉街らしきものが見えてきた時はホッとした。 昔の映画にでも出てきそうな雰囲気の温泉街は、古き良き時代のその風景をとどめ、ゆったりとした時の流れを感じられます。 温泉街を奥に進むと、ただでさえ広くない道がどんどん狭くなってしまうので、温泉を散策するには霊泉寺の横にある無料駐車場に車を駐車するといいでしょう。 霊泉寺から約100mほど歩くと、昔の村役場のような古びた鉄筋コンクリートの建物があります。 真っ赤なポストがあるので最初は郵便局かと思ったが、これが共同浴場だったのでした。 場末のスナックのような扉をあけると番台があるのだが声をかけても誰もいないので、料金箱にお金を投入して脱衣所へ。 浴場は意外と広く、湯船の向こうが全面ガラス張りになっていて、明るい日差しが差し込んでいます。 画像では分かり辛いかもしれませんが、湯船は濃紺のタイル張りになっていて、入浴剤のような紺色した温泉なんじゃないかと見間違いしてしまいそうです。 男女の境は厚い磨りガラスで仕切られていますが、近づき過ぎるとぼんやりと人影が見えます。 入浴中ずっと眺めていたわけではありませんが、ガラスの境にいた小さな子供を連れに来た人影が一瞬見えた時はちょっとドキッとしてしまいました。(笑) あの子を連れに来たのはお母さんだったのか、お婆ちゃんだったのか、少し気になりましたが、見えると言ってもその程度です。 静かにのんびりと時を過ごしたくなったら、こんな温泉がおすすめです。 |
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