小谷温泉 奥の湯(村営 雨飾高原露天風呂):長野県) '13.10月
雨飾高原露天風呂 | 男湯が手前の下段で女湯はその先 | 開放的な林間の露天風呂 | ||
自然の景観を損なわない造り | 上に見える塀で覆われた所が女湯 | 湯船から見通しの利く脱衣所 |
北安曇郡小谷村中土18926-1 ☎0261-85-1607(雨飾荘) (10:00-21:00 寸志/ 冬期閉鎖 (11月下旬~4月下旬) 雨飾山中に湧く小谷温泉の中でも、最も奥に位置しているのが、小谷温泉奥の湯です。 そしてこの奥の湯にある村営の露天風呂がこの「雨飾高原露天風呂」です。 雨飾荘の近くだと言うことが分かっていたので、下調べもせずに、道路わきの小さな案内看板をたよりに山道を右に左に振られながら車で登って行きました。 雨飾荘の前を通過したときに「アレッ?」と思ったのですが、首に浴用タオルを掛けた方々が私の車を追い越しさらに上のほうへと向かっていったので、「奥の湯というくらいだからさらに山を分け入ったところにあるのに違いない!」と勝手に思い込み、上へ上へ向かいました。 しばらく行きましたが雨飾荘からもかなり離れてしまい「どう考えてもこりゃおかしい」とようやく気づいてバック。 雨飾荘で尋ねると露天風呂はすぐそこだって言うじゃないですか。 雨飾荘の駐車場に車を停めて100mくらい下ると、道路沿いに大きな看板がありますが、あまりにも自然と一体化していて見過ごしてしまったんですね。 車道から続くコンクリートの歩道を数m登ると注意書きの書かれた看板と手入れの行き届いた公衆トイレがあります。 ここを右に折れると男風呂、さらに数m登ったところに女風呂があるとの事です。 ここで妻と別れ男風呂へと向かうと、すぐ左側に湯船が見えてきました。 岩を配した立派な造りの露天風呂です。 そして歩道の右側には、屋根が掛けられた棚だけの簡素な脱衣所がありました。 寸志箱に小銭を投入し、さっそく脱衣所へと向かいます。 さっさと脱いで、浴場へ。 周囲は自然林そのもので、なんと開放的なのでしょう。 湯口を赤茶に染めた源泉はとうとうと湯船に注がれ、湯船も温泉成分により茶色に変色しています。 源泉は熱く、鉄系甘味&若干の温泉臭を漂わせ、スベスベした浴感が味わえます。 何よりもこの手付かずの原生林に囲まれたこの開放感、たまたま空いていたからでしょうが、最高です。 男風呂から上のほうを見上げると、十数m先の林間にヨシズが立てかけられたエリアが見えます。 ここが女湯であることは間違いないでしょう。 そちら方面に向かって平らな岩が飛び石のように続いております。 これはかつて男湯と女湯を子供らが自由に行き来したのか、はたまたかつては混浴であったのだろうかなど、たわいも無い推測をしながらの開放的な入浴でした。 |
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