明礬温泉(鶴の湯):大分県) ’13.10月

霊園の先にある山道を入ると、、、 遥か彼方に小屋が見える 鶴の湯
下流側より 上流側より 最上流にある温泉湧出口

明礬温泉付近より山中に分け入った所にある野湯  icon088ie.gif  (24時間OK 無料)

別府市街地から明礬温泉に向かう途中にある、「鶴見霊園」の奥にある、鶴見霊園さんの善意と愛好家の努力によって管理されている自然湧出の野湯です。
鉄輪温泉から明礬温泉へと向かう途中にある、「霊園入口」のバス停近くにある鶴見霊園の看板を左折して、直進すると大分自動車道の下をくぐり、霊園へと出て、そこからお墓群に沿ってさらに上へと向かうとやがてお墓群の最上段に到達し、車はココで行き止まりにります。   ここからさらに山方向へと続く小道を登っていくと、温泉の排水路があり、その上流部に物置のような小屋が見えてくる。   この小屋が鶴の湯の脱衣所兼休憩所なのです。

実は前日の夕方、鶴の湯を求めて霊園まで来てはみたのですが、道を探している内に真っ暗になってしまい、同じ所を何周もしてしまい、場所も場所だし気味も悪くなり、探索を諦めた経緯があったので、翌日到着した時の喜びは格別なものがありました。

鶴の湯へと続く小道を登っていくと先客がいるようで、小屋から真っ黒に日焼けしたおじさんが出てきました。   お姿・立ち居振る舞いからして常連さんのようです。   なんでも毎日の用にいらしているとの事。   周辺の野湯情報にも精通されていて、その後の野湯巡りの参考となりました。

遠くから眺めても絵葉書のような美しい風景だと思いましたが、綺麗なのは遠目だけでなく湯船周辺はもちろん脱衣所やここに至るまでの小道まで実に綺麗に掃除が行き届き、お花畑まで造られていて、愛好家たちによって管理が行き届いた野湯である事が良く分かります。

成形された石材を積み重ねて造られた細長い湯船には、数m上流で自然湧出している硫黄泉が導かれ、透き通ったその内側は温泉成分により白く染色され、まるでサンゴ礁の様でもあり、周囲の風景と相まって実に美しい物があります。

私が訪問した時には熱い源泉がこんこんと勢いよく湧き出していたが、季節によって温泉が枯れている事もあるらしい。
湯船の周辺に日を遮るものは無く、夏場は日に焼けてしまいそうだが、超大自然の中で超開放感を味わいたい方にはお薦めの綺麗な野湯です。

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