大町市大字平2118 рO261−22−3211 (11:00-19:00/600円)
大町から葛温泉に向う道を奥に奥に進んで行くと、先ほどまで目の前にそびえ立っていた北アルプスの姿が次第に視界から消えていく。 それだけ北アルプスに近づいた証拠だ。 次第に行きかう車もなくなり、砕石運搬のダンプとたまにすれ違うのみとなった。
葛温泉に数軒ある宿の中で一番手前にあるのが仙人閣です。 数件の宿以外建物は何もなく、まさに自然に囲まれた静かな環境で、道路ではサルもウロウロしています。
宿の廊下を奥に進むと男女別の内湯があります。 大浴場の浴槽は狸の茶釜から源泉が注がれ、飲湯コーナーを併設しています。 その先一段降りて、巨大岩石を配した滝湯(男風呂のみ)があり、熱い源泉がドバドバと浴槽に注がれています。 外に目をやると日本庭園のような露天風呂(男風呂のみ)が目に入ります。 ここからは残雪の残る北アルプスをのぞむ事が出来、景色の点ではここが一番良いかも知れません。
アレレ?たしか内湯から出る事が出来て奥の方でつながっている混浴の露天風呂があるはずなんだけれど、、、辺りを見回してもそのような造りではありません。 私はこの男風呂の露天風呂に入浴しながら「女湯とつながっていると思っていた通路はきっともう塞いでしまったんだろうな」なんて考えていました。
一旦大浴場に戻ってみるとサッシを開けて外へ向う通路があるではありませんか。 早速出てみると大当たり、画像で見覚えのある混浴露天風呂「仙人風呂」でした。 湯が熱いのは内湯と一緒ですが、貸し切り状態であったため木陰や大岩の上で寝そべって休憩する事が出来、のんびりくつろぐ事が出来ました。
ここは男女それぞれの内湯から外に出ると、男女を隔てる竹製の垣根が熱い源泉の注ぐ湯口まで続いています。 50cm位開いているでしょうか。 男女の境を行き来するにはこの熱い源泉部分を通らなければ行けません。 また、垣根でほとんど仕切ってあるのになぜか竹垣と水面の間には10cmくらいの隙間があるのもご愛嬌ですかね。 男女とも内湯は垣根の目隠しで覆われ、露天風呂側からは見られる事はありません。 混み合っていたら男女それぞれの陣地にとどまって入浴するのかな〜。
限りなく別浴に近い混浴のようですが、このファジー感、、、私は好きです。 |