岩下温泉(岩下温泉旅館 旧館)：山梨県 '08.2月

岩下温泉旅館 旧館		源泉浴槽は廊下から丸見え		男女別浴場は加熱源泉
半地下の源泉浴槽		かがまないと頭をぶつけてしまう		まるでプールです

山梨市岩下1053　☎0553-22-2050　　(9:30-20:00　400円) 国道から折れ、果樹園や田畑が散在する田園地帯の細道をくねくね進むと、西平等川に沿った岩下温泉のある岩下集落に出ます。　　　岩下温泉旅館はこの川岸に沿って新館と旧館が建ち、宿泊は新館・日帰り入浴は旧館と使い分けられています。　　　　また、この温泉は１７００年の歴史がある山梨最古の温泉だそうです。　　　旧館は明治時代の建物だそうで、外観のみならず内部の作りもとってもレトロです。 私たちが訪ねた時は、玄関でいくら呼んでも返事がなく入り口周辺でウロウロしていたら、畑作業していた近所の方が　「入り口の花瓶が置いてある台の上に入浴料金を置いて勝手に入っていいよ。　いつも皆そうしてんだ。」　と、教えてくれました。 なんだか気が引けましたが、教えていただいた通りに入浴料金を置いて勝手に入らせていただきました。 玄関からまっすぐに廊下が伸び、左側に加熱された温泉の男女別浴場、右側に非加熱の源泉浴槽があります。　　　そして入浴者は廊下を挟んだ浴場に交互に入浴するのが昔からの入浴法とされています。　　　びっくりしたのは、行き来する廊下が客室に向かう途中であり、玄関からも丸見えだった事です。　　　昔って、おおらかだったんですね～。 男女別の浴場にも実は非加熱源泉の湯船がありますが、やはり風情というかレトロな気分に浸りたかったら混浴の源泉浴槽で古くから霊泉と呼ばれている源泉に浸かるのがよいでしょう。　　　半地下式の浴場には神棚が祀られ厳かな空気が満ち溢れています。　　　周囲をブロックで囲われた薄暗い浴槽に、日の光が差し込むと、鮮やかな水色を呈し見た目にも霊泉らしく厳かな雰囲気に包まれます。

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