湯の平温泉(共同浴場 金の湯):大分県) '13.09月

共同浴場 金の湯 コンクリート製タイル張りの湯船 落ち着いた雰囲気です

由布市湯布院町湯平   icon088ie.gif  (6:00-22:00 200円)

歴史ある温泉郷ですが、近年は大分観光の中でも脚光を浴びる湯布院からもそう遠くない立地と言う事で、全国から訪れる観光客が訪れるようになりました。   湯平温泉には共同浴場が5か所もあり、地元住民の生活と密着しています。

花合野川を中心にその両岸の傾斜地に温泉街が広がり、車も入れない細くて曲がりくねった道が集落をつないでいます。   かつて隆盛を極めた時代もありましたが、今は廃業した旅館や建物の土台だけ残っていたりして、寂れた感じもしないではありません。   個人的には鄙びた感じもして、どこか懐かしくのあり、嫌いではありません。

私がここを訪ねた時も、他の入浴客は男女とも地元の方々ばかりでした。   いくつもある共同浴場ですが、それぞれお気に入りの湯があり、毎日のように来る浴場は決まっているみたいです。

金の湯は、花合野川の岸辺にある2階建ての飲食店の様な外観です。   暖簾をくぐると湯銭箱があり、その先に男女別の浴場があります。   ドアを開けるとそこが脱衣所と言う、共同浴場の典型的なスタイルで、引き戸の先に浴場があります。

湯口から注がれる源泉は若干の温泉臭を漂わせて、湯船に注がれています。   とくに癖の無い湯ですが、ヌルスベ感があり、温泉に入っているという感覚を覚えます。

天気が悪い中、車で温泉街の細道で立ち往生していた私達に優しく言葉を掛けてくれ、さらに宿泊客でも無いのに温泉街の共同浴場を案内してくれた優しい若女将と出会いました。   山城屋という宿名のオシャレな旅館の若女将さんです。   ちょうど夕方で、湯布院観光を終えた若いカップルが次々と訪れていました。

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