湯股温泉(晴嵐荘前の野湯):長野県) '16.05月

出発地点の七倉山荘 七倉ダムから高瀬川を遡る 晴嵐荘に到着
とてもオープンなロケーション 疲れも吹っ飛びます 周辺にはいくつかの野湯が点在する

長野県大町市      (野湯 24時間OK 無料)

北アルプスの登山口、七倉山荘から日本最大のロックフィルダム(七倉ダム)を越え、高瀬川源流域を目指す事約3時間。
実は七倉山荘からタクシーを利用してダムの上まで行き、そこから歩き始めての話。
ダムを徒歩で歩く強者もいらっしゃるが、私達は体力温存のため、ほとんどの方がされるようにタクシーを選んだ。

歩き始めは比較的平たんな道をダムに沿って北アルプスの山並みを眺めながらのハイキング気分でした。
やがて道は登山道になり、川の流れも穏やかだったものから急流に変化していきます。
途中、避難小屋やいくつかのクマの糞を目撃し、ここは決して油断して来てはいけないエリアだと思えました。

渓流沿いに歩いてくるので、登山というよりはハイキングといった感じですが、途中の休憩も含め、素人だと晴嵐荘到着まで3時間は見ておいた方がいいし、非常食やクマよけの鈴なども必需品だと思う。

晴嵐荘直前で渓流にかかる吊り橋を渡ると、温泉臭が漂ってくる。  
実はその前から少しずつ香ってくるのだが、やはり源泉が近くなるとそれは次第に強烈なものになり、マニアとしては何とも言えない喜びを感じるのです。

野湯は晴嵐荘周辺にいくつか点在しておりますが、今回は小屋が休業中で整備もされておらず、心地よく入浴できる野湯は限られたものでした。

野湯群のすぐわきにテン場(キャンプエリア)があり、登山客でにぎわうシーズンにはかなりハードルの高い入浴となりそうですが、逆に言えば、テントで着替えてすぐわきの野湯に入ることもできるので、工夫次第で案外人目を気にせず入浴できるのかもしれません。

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