湯宿温泉(大滝屋旅館):群馬県) '11.8月

大滝屋旅館 接骨院と兼業です 玄関右手が接骨院
混浴の内風呂 飲泉に適したつくりの湯口です とっても狭い女風呂

利根郡みなかみ町湯宿温泉2383 ☎0278-64-0602  icon088ie.gif  (時間要問合せ 300円)

国道17号に面した湯宿温泉街の北の端に「大滝屋駐車場」と大きく書かれた看板があります。     建屋は少し離れた所なのですが、初めて行く時はここを目印にした方が分かりやすいと思います。

この駐車場から行くと、宿にたどり着く前に「大滝屋」と年代物の看板が掛る木造の古い建物があります。     たぶん、昔の宿を今は物置のようにして利用しているのでしょう。
まさに、湯宿温泉がモデルと言われている漫画、つげ義春の「ゲンセンカン主人」に描かれていそうな裏路地です。

その先に、白を基調としたナマコ壁の倉のような外装の大滝屋旅館が見えてきます。
玄関手前には系列の接骨院があり、玄関並びに建屋は宿と一緒です。     この接骨院は温泉療法も取り入れているらしく、混浴の浴場があるのもそのためのようです。

浴場は右側に狭い女風呂、左側が混浴の浴場となっています。   女湯はとても狭く、細長い三角形の形をしています。     元々混浴で一つしかなかった湯船に仕切りでも作ったのでしょうか。     浴室には介護用の椅子や手すりもあり、ここが接骨院も経営する宿である事を伺えます。

浴場は窓を閉め切ったままだと閉塞感がありますが、山側に面しており、窓を開け放てば渓流の瀬音を耳に、ゆったりとした入浴が楽しめます。
湯口が飲泉所になっていて、これがまた多少の温泉臭がしますが、実に美味しい温泉でした。

帰りがけに女将さんに「多角経営なんですね」と伺うと、接骨院のほかにも介護タクシーや料理店も温泉街で経営されているとの事。     「こんな山奥だからいろいろしないと食っていけないんだよ」なんて笑って謙遜されておりました。
ちなみに、前述の料理店「五郎兵衛やかた」で食事をすると、レシート持参で無料入浴もかなうそうです。

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