吾妻郡東吾妻町本宿3330-20 ☎0279-69-2422 (10:00-16:00 1200円)
江戸時代、上州と信州を結ぶ重要な街道の宿場として栄えた吾妻本宿周辺に点在する浅間隠山温泉郷の一つです。
「かやぶきの郷薬師温泉 旅籠」と名乗るだけあって、入り口にある時代劇のセットのような茅葺の門に始まり、7000坪の敷地内には、数多くの古民家が日本全国から移築され、さながら茅葺古民家のテーマパークのようです。
古民家のみならず、多くの古民具や時代箪笥・武具や焼き物など古民家を活用して所狭しと展示されています。
有る建屋では、その2階が畳敷きになっていて、湯あがり客らがごろごろ休憩していました。
日帰り温泉によくあるような、ガランとしただだっ広い休憩所と違って、古民家の放つ独特な香りと雰囲気に包まれると、不思議と心身共にリラックスして安らぎを覚えます。
敷地内にはいくつもの趣ある浴場がありますが、中には宿泊者専用のものもあります。 私達が訪れた時は込み合っていて、特別に宿泊者専用風呂も日帰り入浴客に解放されていました。
古民家群を眺めながら入浴できる「郷の湯」は、檜造りの浴槽で薬湯が楽しめます。
メイン浴場の「薬師の湯」は総檜造りで、3つに分かれた浴槽でそれぞれ天然温泉や寝湯やゲルマニウム温浴が楽しめます。 ただ、外からの目隠しフィルムの影響で薄暗いのが残念。
渓流に面した所にある露天風呂「滝見乃湯」は、えん堤から流れ落ちる滝を見ながら、開放的な気分に浸れます。
とてもよく計算された温泉でありますが、あまのじゃく的温泉マニアの私としては出来過ぎていて何か物足りない気がしました。
でも、妻は蕎麦も美味しいし、雰囲気が良いって言ってました。 そういえば女性客が結構いましたね~。 |