土湯温泉郷 不動湯温泉(不動湯温泉旅館):福島県 '05.6月
山中の一軒宿 不動湯温泉 |
館内はまるで古民家の様です |
浴場を結ぶワクワクする階段 |
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婦人風呂(母屋内) |
婦人風呂(階段下) |
常盤の湯(単純炭酸鉄泉) |
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羽衣の湯(単純泉) |
移動は身軽なこれが一番 |
露天風呂(硫黄泉) |
福島市土湯温泉大笹25 рO24−595−2002 (10:00-15:00 500円) 土湯温泉から続く遊歩道(山道)を1kmほど歩いて行く事も出来る。 車の場合は温泉街から案内板に従って細い路地を入り、デコボコな砂利の山道をかなり遠回りして行く事となる。 時間の無い方や楽に行きたい方は車の方が良いでしょうが、ハイキングがてら遊歩道を歩くのも良いかなと思います。 ガタガタしながら林道をのぼり、不動湯温泉の駐車場に車を停めてコンクリートの階段を下ると秘湯の宿 不動湯温泉旅館の正面入り口に出ます。 懐かしさを覚える田舎のお家といった外観で、玄関脇の居間に気さくな女将さんとご主人がネコちゃんと待機しています。 館内には古民具や民芸品が所々に飾られていてまるで古民家園にでも来たようです。 温泉街には無い、こういったのんびりした雰囲気がより一層お客さんををリラックスさせてくれるのでしょう。 物凄い山奥に来た様に錯覚してしまいます。 母屋内には婦人風呂が1つあるだけで、他の浴場は山の斜面に沿って造られた長い階段伝いにあります。 階段を下ると単純炭酸鉄泉の澄んだお湯が満たされた混浴の「常盤の湯」があります。 オニギリ型の小ぶりな湯船ですが谷方向に大きな窓があり見晴らしもいいです。 さらに階段を下ると左右に向かい合って、いずれも澄んだ単純泉をたたえる婦人風呂と「羽衣の湯」があります。 婦人風呂は檜造りの四角い浴槽で谷方向に大きな窓があります。 カップルで行った場合は女性の待機&脱衣場所としても活用できそうです。 お向かいの「羽衣の湯」は混浴で浴場の中では一番広く、浴槽も熱め・温めと二つに仕切ってあります。 谷方向に向いた大きな窓からは谷底にある露天風呂の屋根が見渡せ、入浴者がいるかどうか大まかに確認できます。 屋根付きの階段はここまでで、ここからは戸を開けて谷底の露天風呂へとコンクリの階段を下りていきます。 脱衣所の小さな赤い屋根が見えたらそのすぐ下に小ぶりな混浴の露天風呂があります。 岩盤の下から源泉が湧き出しているそうで、ときタマゴ状の湯の花が舞う淡白濁した硫黄泉です。 すぐ脇を渓流が流れ、周りは自然そのもの。 不動湯温泉で一番私が気に入ったスポットです。 ただし、湯船が小さく4人も入ったら一杯なので、他人との混浴の場合は譲り合いの精神が必要かと思います。 不動の湯温泉は露天風呂以外の浴場では、各浴場の苔むした石桶に清水が導かれ掛け流されています。 これがまた風情をかもし出すばかりでなく、飲んでも美味しいし、のぼせた時は顔を洗ったり、かぶったり出来るようになっています。 先人の知恵なんでしょうね。 |
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