杖立温泉(共同浴場 元湯):熊本県) '13.09月
温泉街の右岸下流側にある | 牢屋のような外観 | 簡素でオープンな脱衣所 | ||
温い源泉が掛け流されている | 洞窟のような浴場 | 目の前を杖立川が流れている |
小国町下城 (24時間OK 無料/お地蔵さんにお賽銭) 杖立川の右岸河川敷、温泉街のはずれ、薬師通りを川に向かい階段状の小道を降りた所に元湯はあります。 その昔、応神天皇が産湯として浸かったという伝説が残る歴史ある温泉です。 事前調査時にネットで探ってみると、冷たくては入れなかったという情報や逆に熱すぎたという情報が交錯していたので、あまり期待しないでたずねたのですが、実際に行ってみたら、温めではありますが入っていられないほどのものではなく、この時期としては長湯するにはちょうど良い感じの温度でした。 冬場はこのままでは冷たく感じられるものと思われます。 奥の岩盤から温泉が湧き出しているのでしょうか、源泉自然湧出により壁面が常に濡れています。 湯船には、この自然湧出以外にも外部からの引き湯が掛け流されていて湯温を保っているみたいです。 後日知った事ですが、外部からの引き湯は温泉旅館の余り湯が導かれているとの事で、その時々により湯温が一定していないのだそうです。 半洞窟状になった大岩のくぼみに屋根と壁面の囲いを付け浴場としたもので、簡素な脱衣棚が置かれているだけの野湯のような共同浴場です。 特に目隠しというようなものもなく、同じ入浴者ならまだしも観光目的の見物人などがいたら、男性でも入浴を躊躇してしまうほどオープンなつくりです。 わたしたちが訪れた時は他に入浴者もなく、そんな心配も要りませんでしたがね。 時間の経つのも忘れてしまうほど落ち着いた雰囲気の、自然との一体感も味わえるすばらしい共同浴場です。 入り口に据え付けられた牢屋を思わせる緑色した策がなければもっといいのにね~。 |
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