鬼首温泉郷 轟温泉(とどろき旅館):宮城県) '12.03月
とどろき旅館 | 内風呂 |
貸切露天風呂 木もれ日の湯 | ||
混浴露天風呂 荒湯 | 脱衣所や出入口・洗い場は男女別 | 真ん中の大岩が仕切り? |
大崎市鳴子温泉鬼首字轟1 ☎0229-86-2311 (10:00-14:00 500円) 鳴子温泉から秋田・秋の宮温泉方面へと向かう国道沿い、吹上温泉への入り口にある、農家を思わせるような広い敷地内にたたずむ歴史ある和風旅館です。 まず到着して驚いたのは、そのお庭。 木々の手入れが行きとどき、まるで植木屋の展示場のようでしたよ。 館内には地域に伝わる民芸品が品よく飾られ、大型ホテルではまねのできない、とてもいい雰囲気を醸し出しています。 浴場は混浴露天風呂の「荒湯」・貸切露天風呂「木もれびの湯」そして男女別の内湯があります。 混浴の露天風呂を覗いてみると誰も居なかったので、まずここから入って見る事とします。 脱衣所と洗い場は木の塀で仕切られ、男女別になっています。 その塀の先に混浴の露天風呂があるのですが、巨岩が湯船にせり出していていい感じの仕切りになっています。 目には見えませんが、「ここが男女の境ですよ」ってな感じで、その巨岩の内側にさえいれば、多少、男女お互い異性を意識せずに入浴出来そうです。 でもそれはあくまでも、暗黙の了解と入浴者の良識に頼らわざるを得ないので、あまり参考にしないでくださいね。 実際私も、他の入浴者が現れるまでは、あちらこちら湯船内をウロウロしていましたから、、、。(笑) さすがに、女性側の洗い場に上陸は出来ませんでしたがね。 湯船は大きな丸い岩で造られていて、源泉がこんこんとかけ流されています。 また、洗い場と湯船の半分ほどまで屋根があり、強い山の日差しから肌を守ってくれています。 浴場の目の前には山が迫っていて、その手前側には和風の植栽、そしてその先は自然の林になっているので、開放感の味わえる入浴が味わえます。 他人が居ても入りやすく、混浴のだいご味を味わうには、とてもいい浴場だと思います。 いったん着衣して少し離れた(と言ってもすぐ横ですが)貸切露天風呂へ向かいます。 他に入浴者がいなければ、立ち寄る入浴でも自由に入浴できるそうです。 思ったより大きめの、8人くらいは十分入れそうな湯船です。 残念なのは、周囲が塀で囲われていて、景色と開放感がいまいちと言うところです。 庭兼駐車スペースの方角はまだしも、山側の林方向だけでも塀がなければどんなに素晴らしい露天風呂となっていた事でしょう。 いや、簾に変えるだけでも、雰囲気はだいぶ変わりそうです。 最後に男女別の内風呂へと向かいました。 造りからして元々は一つの湯船だったのかもしれません。 男女の仕切りはブロック塀の上に竹製の塀がのっかったもので、お互い会話もできるいい感じの内湯です。 源泉を飲湯しようと男女間の仕切りにある源泉口に向かうと、仕切りが途切れ、一つの源泉口から源泉がそれぞれの湯船にかけ流されておりました。 少しの隙間がありましたが、くれぐれもご注意を、覗こうなんて事したら温泉の神様が熱い源泉をブォーっと吹くかもしれませんよ。 ここは「吹き上げ地獄」の近くなんですから、、、。(笑) 川渡・東鳴子・鳴子・鬼首・中山平・赤倉・瀬見の60以上の旅館と共同浴場の日帰り入浴ができる「湯めぐりチケット (1200円・1年間有効) 」を購入するとお得で便利です。 |
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