四万温泉(湯の泉):群馬県 '04.7月〜'13.07月

2013年の湯の泉はコチラクリックでジャンプします)●

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ここから林道を10分ほど歩く

城郭を思わせる立派な石組み

大岩からも源泉が湧き出している

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まさに渓流風呂です

下段のブルーシート風呂

上段にある露天岩風呂


四万ダムの工事中の試験掘りで湧いた温泉で、以前は数時間歩いてようやくたどり着いたらしい。   車ですぐ近くまで入れるようになった今やすっかり観光地のようで林道入り口には沢山の車が駐車してあった。 林道を10分ほど歩くと湯の泉橋があり、その先の左手に湯の泉露天風呂がある。   この露天風呂の上流数メートルの川中にある大岩からも公園の噴水のように温泉が湧き出している。

ここは脱衣所も何も無いので、貸切状態ならば関係ないのだが、女性が着替えるには岩陰に入っても勇気がいるかもしれない。   

湯の泉は2004年12月に閉鎖され、現在はわずかに源泉のこぼれ湯が滴り落ちているらしいです。



もうすっかり忘れ去られている、と思われた湯の泉に、、、
2013年7月、久々の訪

記憶を頼りに林道入り口から歩く

破壊されたかつての湯船

山肌から湧き出す源泉発見

大岩の狭間が湯だまりになっていた

2013年の「湯の泉」全景

渓流でナチュリスト気分(笑)


「ダム工事の試験掘りで偶然山中に湧き出した温泉をダム建設作業員の人々が楽しんだのが始まり」と言われている「湯の泉」だが、その職人技で造られた立派すぎる湯船は事情により破壊され、温泉マニアなどで賑わいがあった浴場は表舞台からすっかり姿を消していた。
その後も四万温泉を訪ねる度に、「あの湯の泉は今どうなっているのかな〜」といつも気にはなっていたのだが、いつも湯巡りに全力投球で、あえて湯に浸かる事も出来なくなってしまった「湯の泉」を訪ねる事は無かった。
今回は時間的に余裕があり、「ハイキングがてら湯の泉に行って渓流で涼んで来よう。」と思い立ち、約10年ぶりにやって来たのだ。

昔の記憶を頼りに湯の泉へと向かう林道へと向かった。   以前はしっかりとした道路だったがすっかり草が生い茂り、かつてここが道路だった事を伺わせるのは両側に続くガードレールのみとなっている。   夏草をかき分け先に進むと「湯の泉橋」が見えてくる。   ここだけは橋梁なので草も生い茂る事も無く昔のままだ。   
曖昧な記憶を頼りに進んだが、渓流までの下降地点をすっかり忘れてしまい、少々不安になりながら先へと進んだ。

「こんな所だったかな〜?」なんて思いながら獣道を下降して行くと、見覚えのある貯湯槽と、すっかり干上がり草ボウボウになったかつての湯船が見えてきた。   到達を確認できてホッとする。

この湯船の下段にも温泉が湧出していた事を思い出し、渓流に向かって降りて行くと、水溜りの様な物が複数確認でき、それぞれ手を浸けてみる。   そのうち一番大きな水溜りは暖かく、明らかにここが温泉である事が分かる。
山肌から湧き出した温泉が岩の狭間に溜まったもので、そのままでも十分腰湯くらいなら楽しめる。   沢山張り巡らされているクモの巣を払い、底に溜まった木の枝や葉を取り除くとそこそこの大きさの天然岩風呂となる。

下段に湧く温泉は昔から温かったので、この様に放置されていたのであろう。   湯温は体温より少し高い程度かな?   暑い夏場じゃないと快適な入浴とは言えないだろう。

真夏なら目の前を流れる冷たい渓流でクールダウンするのも一興だろう。   ナチュリストの様に。


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