吾妻郡中之条町大字四万乙4374 :0279-64-2336 (10:00-15:00 500円)
中生館は、四万温泉の日向見地区にある「御夢想の湯共同浴場」のさらに先にある四万温泉最奥の宿です。 周囲を山林に囲まれた立地のため、温泉街のような喧騒はなく、渓流のせせらぎを除けばシーンと静まり返っています。 そのためか湯治に訪れる方も多いとのことです。 また、すぐ近くには国の重要文化財に指定されている茅葺の「日向見薬師堂」があり秘湯ムードをより一層盛り上げています。
館内の浴室は全て渓流側の高台にあり、自然林を縫って流れる渓流を眺めながら入浴する事が出来ます。 館内には男女別の小さな内風呂と浴槽が石で二つに仕切られた混浴の内風呂(薬師の湯)、そして薬師の湯から扉を開けてそのまま出て行ける混浴の露天石風呂(月見の湯)があります。
月見の湯から扉を開け渓流へと続く坂道を行くと対岸へとわたれる赤い橋が掛かっています。 この橋の先にあるのが、名物の混浴渓流露天風呂「かじかの湯」です。 簡素な脱衣棚があるだけで、自然と一体化したワイルド系の露天風呂です。 ワイルド系というのはもう一つ理由がありまして、、、立地が自然のど真ん中なもので、、、山蛭が生息しているんです。 もちろん湯の中にはいませんが、雨の日等は周囲に要注意です。 私はそんな事知らずに小雨の中訪れたので一番地面に近い股間に張り付かれ、マジで焦りました。 さっさと着替えてさっさと湯船に浸かってしまえば心配いらないから、こちらを訪れた際には是非入浴してみて下さい。 こんな素晴らしいロケーションの浴場はそうそうあるものではありません。
この湯船だけは季節限定(5月中旬〜10月中旬)で、水着・バスタオル着用も許可されています。 個人的にはここでそれはもったいないとは思いますが、対岸の館内風呂からも見えてしまうし、仕方ないかな? |