小栗山温泉(民宿文伍):福島県) '12.06月
温泉民宿 文伍 | 田んぼの中にある源泉 | 熱い源泉が溢れ出しています | ||
内風呂 | 内風呂の外には美味しい天然水 | 露天風呂には入浴中の札もある | ||
露天風呂脱衣所 | 木々に囲まれた露天風呂 | 田畑に囲まれ心が安らぎます |
大沼郡金山町小栗山堂平2154-1 ☎0241-54-2934 (7:00-21:00 300円) 国道400号線を玉梨・八町両温泉から北上すると、民宿の点在する小さな集落があり、左手に田んぼが広がっています。 その田んぼ脇、国道の土手下に「民宿文伍」があります。 スピードを出して走っていたら見過ごして通り過ぎてしまうような所でして、実際に私も通り過ぎてUターンしてきました。 私が土手下の田んぼ脇に車を停めておたまじゃくしを眺めていたら、宿の女将さんと目があったので軽く会釈すると、気さくに話しかけて来てくれました。 そんなアットホームな感じの女将さんのいる宿です。 この辺りの自然の事・高齢化の事・山菜の事・温泉の事・美味しい清水の事・その他、気が付くと入浴を申し込む前に小一時間ほど田んぼを眺めながら女将さんと話をしていました。 田んぼの中に湧き出す源泉は、ご主人が大金をかけ掘り当てたそうで、この辺りの宿で温泉なのはこちらだけとの事です。 浴場は男女別の内湯がそれぞれ一つづつと混浴の露天風呂が一つあります。 内湯は石で造られた湯船に熱い源泉が注がれています。 洗い場に引き込まれたホースからは山奥からご主人自らが苦労して引いてきたという清水が常に流され、湯が熱い時にはこれでうめて入るシステムです。 この水の美味い事、都会からタンク持参で水を汲みに来る人もいるそうです。 内湯の外には湯船状の物があり、興味津々の私は男湯から窓をまたいでこの湯船状の所まで来てしまいましたが、こちらは湯船ではなく、何か(多分農作物か農機具)の洗い場のようです。 ここから飛び石のように石が敷かれていてそこを歩いて行くと露天風呂に出てしまいました。 ただし、このコースは女湯の目の前を通る事になるのでお勧めできません。 通常露天風呂へは一旦着衣し、廊下に出てから向かうようになります。 露天風呂には簡単な目隠しの付いた脱衣所があり、その向こうには中心に大きな平たい石を配した庭園風の岩風呂があります。 湯船には熱い源泉が注がれ、湯口付近はかなり熱いですが、少し離れると適温になり、大自然の中のんびりとした湯浴みを楽しむ事が出来ます。 露天風呂には、「男性入浴中」や「女性入浴中」といった札が用意されていますが、特に掛け無ければいけないといったものではなく、基本的には混浴だそうです。 周りには田んぼと山しかありませんが、素朴な人々とそのまんまの自然に触れたくなったら訪れたい心休まる温泉です。 |
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