乗鞍高原温泉(雷鳥):長野県) '12.04月

高原の林間に建つお宿 暖炉のあるラウンジで会話も弾む 男女別内湯(女湯)
超開放的な林間露天風呂 湯の華でお湯は真っ白 露天風呂の脱衣所

松本市安曇乗鞍高原温泉  ☎0263-93-2746  icon088ie.gif  (10:00-15:00 500円)

車道から宿へと向かう小道に入ると、白樺林の中にポツンと建物が見えてくる。     駐車場も広大な敷地内に点在しどこに車を止めようか迷ってしまうくらいです。     スキーシーズン中はきっとたくさんの車で一杯になるのでしょう。

ウッディーな山小屋風のラウンジで受け付けと浴場の説明を受け、女将さんのご案内で露天風呂へと向かいます。     なぜ女将さんも一緒かって?     それは、事前の電話で「この時期は湯温が下がるので露天風呂への入浴はお断りしている」というところを「自己責任で入りますので是非とも入浴させて下さい」と女将さんに無理言って来館したので、女将さんも湯温など気になって一緒に見に来てくれたのです。

館内の廊下を奥に進むと、一番端に男女別の内風呂があります。     その先にあるドアを開けると外階段に出ます。     階段を下りた所、ちょうど内風呂の真下に当たる所に男女共用の脱衣所があります。     ま、そんな感じの造りなので、内風呂で着替えて露天風呂に向かうのもいいでしょうがね。
露天風呂はその先の林間にあります。

湯温を心配する女将さんに続いて私も湯船に手を浸けてみると、確かに熱くはありませんが、体温以上の温度は十分あり、入浴に何も問題なしと判断し、入浴させて頂く事としました。
「今は宿泊客も帰った後なので、誰もいないから内風呂も自由に使って良いですよ」と仰って下さったので、通常男女別の内風呂ですが、今回はここも混浴って事になっちゃいました。(笑)

タイル張りの浴場ですが、湯船は木製で温泉成分によって良い感じの味が出ています。     こういうのって新しくて綺麗ならいいってもんじゃないんだよな~。     湯船には青みがかった白濁の中にも透明感がある湯が掛け流されていています。     しばしの間硫化水素臭プンプンの乗鞍高原の湯を堪能しました。

露天風呂へと向かいザブッと入ると、先ほど感じた湯温よりかなり低い感じが、、、。     そうです、内風呂で温まっちゃったからまるで冷泉にでも入った様な感覚を覚えたのです。     でも、じっとしているとなんだかジワッと温まってきて、「こりゃ何時間でも入っていられそうだ」と思いました。
露天風呂も最初は内風呂と同じ色合いの温泉でしたが、私達が入浴すると、温泉成分が舞いあがり、透明度ゼロの真っ白なお湯へと変貌してしまいました。
自然のままの林間に造られた木造の露天風呂は、とても開放的で自然との一体感があります。     手を加え過ぎず、私の趣向に合い、とっても気に入りました。

露天風呂にも専用の脱衣所がありますが、内風呂のすぐ横にある外階段を下った所にあるので、内湯の脱衣所で着替えて露天風呂に向かう選択肢もありかな?と思います。

シーズンオフの暇な時期だったせいか、湯あがりには暖炉のあるラウンジでお茶やお菓子等を頂き、、女将さんとあれこれいろんな話で盛り上がりました。     「心のふるさと 雷鳥」と言うだけあって女将さんはとても気さくで、リピーターが多い事もうなずけます。
露天風呂は基本貸切という事になっていますが、時と場合により混浴もありだそうです。     一つしかないので、入浴者がいる場合、双方合意の上、どちらかに異性が含まれる場合は混浴となると仰っておられました。

とても気さくな女将さんで、近くに来たらまた立ち寄りたくなっちゃうお宿です。     あっ、泊りたいお宿です。

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