鳴子温泉(川原の湯):宮城県 '07.06月〜'12.03月

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なまぬるい泥水たまり

川の本流でとりあえず手湯

ガスと共に温泉が湧いている


第一次探検「どこかな〜、川原うろうろ編」2007年6月

鳴子温泉の川原に野湯があるという事は、だいぶ以前に某野湯サイトで見た事があり、知ってはいたのだが、「真っ白に濁った川原に湧きだす野湯」を見つける事は、おおまかな位置が分かっていれば難しい事ではないだろうと、油断したのが大間違いだった。

とりあえず、川原に出て辺りを眺めてみたのだが、夏草や木立のおかげで川原を一望する事は出来ず、それならばと川原を歩いてみる事とした。   夜露に濡れた背丈ほどもある葦を掻き分けビショビショになりながらも何度と無く川原へと向かう小道を行ったり来たり、、、。

いい加減うんざりしてきた頃、散歩している地元の方と出会い、「川原に湧き出す温泉」について尋ねると、「この川原はあちらこちらで川底から温泉が湧いているけれど、人が入れる所なんて無いよ」とあっさり言われた。   また、別の人にも聞いてみたが、同様の答えで「冬になると湯気の上がる所ならあるよ」と教えられやってきたのが、ここです。

確かに泥湯だまりはほんのり温く、そこらじゅうでガスが川底から湧き上がっていました。   「私の頭にある白濁した野湯はいったいどこだ〜」私の探索した範囲内では影も形もありません。

帰宅後、野湯に詳しい方に伺ったところ、私の探索地点から100〜200m下流のほとんど人も踏み込まない所にソレはあるのだそうです。   とても悔しいのですが、先の行程もあるので今回の探索は時間切れ、という事で次回の楽しみとなりました。

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●第二次探検「温泉湧出個所は見つけたけれど、時期が悪かったかな〜編」2012年3月

約5年ぶりに鳴子温泉を訪れる機会があり、前回未発見だった河原に湧き出す源泉を利用した野湯地帯を再度探索した。
ふと思い立って某社の提供する衛星画像を拡大してみたら、何と河原の一部に変色帯を発見。
前回探索した場所のほんの少し下流の岸辺だったので、大まかな場所を特定することが出来た。

国道脇の駐車場に車を停め、河川敷のグラウンドを横断し、葦の生い茂る河原へと出ると、川の変色帯が目の前に現れた。
前回は夏場に探索したため高い背丈の草木に覆われていたが、今回は草木の枯れている時期ゆえにグラウンドからでも苦無く源泉湧出地帯を見つける事が出来たのだ。
鳴子温泉にも様々な種類の源泉が湧きだすが、川原に湧き出す源泉も各種バラエティーに富んでいる。

所々に先人の造ったと思われる湯船状の石積みがあったが浅くてこのままでは尻湯が精いっぱいだろう。     今回も携帯スコップを用意はしてきたのだが、掘り下げて全身入浴する事は諦めた。
だってさ、この時期枯れた葦が雪で倒され、グラウンドでジョギングする人や川べりを散歩する人たちから丸見えなんだもん。
じっくり時間をかけて探索するも、手湯にて我慢我慢。      次回は葦の生い茂っている時期を狙って人目を気にせず入浴したいものだ。    

芦原に覆われた源泉地帯

湯船状の石積み

グラウンドから丸見え


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