草津温泉(松村屋旅館):群馬県) '14.05月

旅館 松村屋 歴史を感じます 硫化水素臭プンプンの浴場
タイル画の美しい洗い場方向 タイル画のアップ 浴場裏手にある 露天風呂?

吾妻郡草津町草津365 ℡ 0279-88-2323  icon088ie.gif  (10:00-15:00 700円)

草津温泉のランドマーク、湯畑から歩いて1分ほどの,、滝下通りに面した歴史ある和風老舗旅館です。   江戸時代の湯宿を思わせる、見るからに重厚な木造3階建ての建物で、「せがい出し梁造り」というのだそうです。
その外観からして温泉マニアは心を鷲づかみされることでしょう。。   このまま時代劇に登場しても何の違和感もありません。

玄関を入ると、これまたレトロ感溢れる木造建築で、浴場への期待が膨らみます。
帳場に誰もいないので、大声を出して挨拶すると、奥のほうから期待通りのちょっと頑固そうなご主人が現れて浴場の説明をしてくれました。   なんでも、帳場に置かれた銅鐸を打ち鳴らすのがここの流儀だそうな、、、。

浴場入り口のドアをあけると、そこが脱衣所で、昔ながらの大きな洗面台と脱衣棚があり、透けたガラス戸の向こう一段低くなった所に浴場が見えています。
床と浴槽は年季の入った石貼りで、湯船の縁に木を使用することにより温もりが感じられます。   源泉は湯畑に湧出する源泉だそうで、硫化水素臭はを伴う強烈なレモン風味で、口にすると歯の感触が変わります。   「ギギギッ」てね。
擦り傷にもビリビリして、強烈な昔ながらの草津の湯って感じがいたします。   久しぶりに、浴場内でのカメラ使用が心配になりました。   そんな草津らしい新鮮な温泉です。

洗い場の壁にタイルで描かれた、江戸時代の入浴風景らしき、ちょっと艶っぽいタイル画がまた素晴らしいですね。    昔はこんなタイル画が流行りだったのだろうけれど、今となってはとってもレトロな感じがしていいんだよね。

浴場の窓は宿の裏手の崖に面していて景色などは望めそうも無かったが、とりあえず好奇心からドアを開けて見ると、なんとそこには小さな露天風呂みたいなものがあるではないですか。   10cmほど水が溜まっていましたが、それは温泉ではなく雨水のようでした。   きっと昔は一人用の露天風呂として使われていたのでしょうね。

熱めで成分も濃く、長く入浴しているとピリピリして来ますが、これがまた効いてきた証拠のようで癖になります。   和風の雰囲気をを重んじる方にはお勧めのお宿です。

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