阿蘇郡南小国町満願寺6567 ☎0967-44-0021 (8:30-21:00 500円)
その名の通り、黒川温泉郷の一番奥にあり、それゆえ田の原川に面した混浴の露天風呂からは渓流の美しさと手付かずの自然林を目の当たりにして、実に開放的な入浴をすることが出来ます。
駐車場から宿の母屋へと向かう途中に、なにやら茅葺屋根の休憩所のようなものがあります。 近づいていくと、なんとそれは温泉の蒸気を利用し食材を蒸しあげる「温泉地獄」というものでした。 自由に使えるみたいなので、時間に余裕のある方は卵など持参すると、温泉料理も楽しめそうです。
重厚な造りの建物は和風モダンで統一されとてもおしゃれな雰囲気です。
フロントにて受付を済ませ、さっそく浴場へと向かいます。 浴場は本館の廊下の先、独立した湯屋内に男女別の大浴場があります。
これまた木材と石材をふんだんに使用した重厚な造りで落ち着いた雰囲気です。
この大浴場から外に出るとまるで庭園を散策する遊歩道のような小道が続き、その途中には小さめな露天風呂などがあります。 さらに先へと歩を進めると、大きな茅葺屋根のある混浴露天風呂とそれに付属して洞窟風呂、そして渓流側に川風呂があります。
露天風呂に面した、男女を仕切る塀には扉がついていて、景色の良い混浴露天風呂に女性側からも出て来られるような造りになっています。
洞窟風呂はその名の通り、石を洞窟状に組んで造られたもので、中は天然のサウナです。 小さな入り口から差し込む光にゆれる湯面を眺めつつ湯口から注がれる源泉の響きに耳を澄ませば、非日常の入浴が楽しめそうです。
川風呂は渓流に張り出すようにして造られていて、景色もよく開放感にあふれています。 小ぶりな湯船なので、他人がいると入りづらいかもしれませんが、私達はここが一番気に入りました。
大自然の中、開放感あふれた入浴が楽しめる露天風呂としてここは一押しです。
このほかにも達よりでは入浴できない宿泊者専用の浴場がいくつかあるそうです。 |