小原温泉(かつらの湯):宮城県) '12.03月

川沿いに出ると湯屋が見えてきます 共同浴場 かつらの湯 洞窟のような浴場
入り口から見た感じ 地下洞窟の浴場です 奥にはシャワー室も完備

白石市小原温泉  ☎0224-22-1321(白石市商工観光課)  icon088ie.gif  (8:00-17:00/-18:00 4月~10月 200円)

小原温泉の共同駐車場に駐車して案内板に沿って川沿いに出ると橋が見えてくる。     この橋の先にあるのが、共同浴場「かつらの湯」です。     昔からこの地に有った共同浴場だそうですが、川の増水で流されてしまい、新築されたとの事です。
手前に管理人さんのいる料金所があり、そこで軽く説明を受けてその奥の、川岸の岩盤にへばりつくような共同浴場の湯屋へと向かいます。

入り口には下駄箱があり、そこでサンダルに履き替えてから浴場へと向かうのがここの決まりで、そこから3mほど階段を下りた所に脱衣所や湯船があります。
入り口から覗くと、中は薄暗く、原始人が集会でも開きそうな広い洞窟のホールのようになっています。     高い天井付近では太い丸太を用いた梁が岩盤を支え、その下には木造の男女の仕切り壁や脱衣所があり、上から眺めると、まるでTVスタジオのセットを覗いたようです。

湯船は石造りで、飲湯出来る源泉槽や、共同浴場では大変珍しいシャワールーム(飛沫を防ぐための戸が付いている)まで併設されています。
男女の仕切り壁にはドアが付いていますが、これはおそらくメンテナンス用でありましょう。
ただ、この仕切り壁、水中ではわざと隙間が作られていて、男女の湯が互いに交じり合うようになっています。

たまたま常連のオジ様たちとご一緒させていただき、この共同浴場の事やこの界隈の温泉についていろいろ教えていただきました。     こんな所が近くにあったら、週に何度も来ちゃうよね。

共同浴場は数あれど、こんな巨大洞窟のような天然物もまた珍しいものです。     一見の価値はありますよ。

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