川湯温泉(ホテルパークウェイ):北海道) '08.5月

レストランも営む ホテルパークウェイ 硫黄山が手に取るようです 男女別 内湯
内湯から続く露天風呂 女湯からのみ出て来られます 混浴露天風呂 枯山水
自然を意識した浴場です 居眠りするほどリラックス 大岩が男女の仕切り?

川上郡弟子屈町川湯駅前3-2-10 ☎015-483-2616 icon088ie.gif (8:00-20:00 300円)

数多くの宿と共に、何種類もの源泉が湧き出す川湯温泉郷にあって、ここホテルパークウェイの源泉は川湯温泉唯一の重曹泉だそうです。   温泉には、皮脂などの余分な分泌物を洗い流す効果があり、肌にやさしく保湿効果のある美人の湯として親しまれているという。
外観は街道沿いのレストランといった感じですが、異様に駐車場が広く、駐車場の向こうは硫黄山まで原生林が続いていて、噴気を上げている様子が手に取るように見えます。   
夕食の時に分かったのですが、駐車場が広いのは、観光バスの乗務員の定宿になっているからなのです。   到着した時に立ち並んでいた何台ものバスを目にした時には、団体観光客でごった返していてのんびり温泉にも浸かっていられないのではないかと少し心配しましたが、それは杞憂に終わりました。
夕食の時、宿泊客よりも多くバスの乗務員さんがいらしたのを見て謎が解けた次第です。

内湯の脱衣場には男湯にのみ無料のマッサージ椅子が置かれていて自由に使えます。   これはきっと、運転手さんへの特別の配慮なのでしょう。   
内湯からドアを開け、浴場の外側を巻くように数十m行くと男女別の小さな露天風呂があります。  私が湯に浸かっていると、男女の仕切りの一角にある小さな戸が開き妻が顔だけ出してのぞいてます。   なんでも、女湯からだと外を歩く事無く露天風呂に出る事が出来、女湯露天風呂側に付いた鍵を開けると戸は開く仕組みになっているようです。
別浴だと思っていた露天風呂も混浴?   後に館主に伺ったところ、基本的には別浴だが、他人がいなければ男湯露天側でのみ家族やご夫婦で入浴される事も許されるようです。   曖昧なお答えでしたが、こんな四角四面名世の中だからこそ、少しくらいファジーだって「いいんでないかい」と思いました。

枯山水と名付けられた半混浴?の露天岩風呂は母屋から続く渡り廊下の先にあります。   手造り感漂う庭園内には岩や枯れ木がオブジェのように置かれています。
湯船を挟んでちょうど対面の位置に男女別の脱衣所があり、湯船の中間の大岩を仕切りにほんの少しだけつながっています。
宿側はバスの駐車場ですが、周囲を原生林に囲まれたこの浴場はまるで野湯にでも浸かっているかのような錯覚を起こしてしまうほどです。
静けさのなか、鳥のさえずりをBGMに私はあふれ出す温泉を布団にして心地よく居眠りしてしまったほどです。

icon-back.gif[温泉探検目次]  icon-back.gif[北海道温泉TOP]
inserted by FC2 system