川湯温泉(硫黄山):北海道) '08.5月

硫黄山火口(川湯温泉側) 硫黄山(観光レストハウス側) まさに アトサヌプリ(裸の山)
硫黄の噴気塔の立ち並ぶ噴気帯 わずかながら温泉も湧出しています 全身で噴気を浴びると結構熱い

硫黄山は川湯温泉の背後にそびえたつ活火山です。   川湯温泉のランドマークでもあり、その荒涼とした爆裂火口は周辺地域から手に取るように見る事が出来ます。

硫黄山は、アイヌ語でアトサヌプリ(裸の山)と呼ばれ、噴気帯には木も全く生えていません。
現在登山が禁止されていて、基本的には観光レストハウス側で噴気を眺めることしかできませんが、山の中腹には野湯スポットもあります。
合法的に野湯を訪れるルートもあるそうですが、今回は時間的余裕もなく、観光レストハウス側で温泉を楽しみました。
本当は中腹の野湯へも行こうと、川湯温泉側から林道を探索したのですが「立ち入り禁止」の看板、このルート以外にも野湯へと向かう地元野湯マニア専用けもの道があるそうなのですが、原生林に阻まれあえなく敗退しました。

観光レストハウス側から噴気帯へと向かうと強い硫化水素臭と共に、足元からムッとした地熱を感じます。   立ち入り禁止ぎりぎり地点まで行くと、水蒸気が立ち込め、勢い良く噴気塔から水蒸気とガスが噴きあがっているのが目の当たりにできます。
また、わずかではありますが所々で、地中からガスと共に温泉も湧き出しています。   温泉が流れ出す湧出もありましたが、その流れを辿って行くと再び地中へと消えていました。

観光スポットですから当然入浴なんて考えませんが(笑)、地中から湧出する温泉を手にし、噴気を全身に浴び、少しだけ入浴気分に浸る事が出来ました。
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