利根郡みなかみ町相俣2577 рO278(66)0888 (10:00-16:00 1000円)
赤谷湖を上流に遡った渓谷沿いに湧く温泉。 昔からから「川古の土産はひとつ杖を捨て」と言われるほど効能高い湯治の湯として有名です。
来るまで行く場合には、県道から川古温泉に向う分岐点にある色の剥げ落ちた看板を見落とさないようにしないと、私のように山を越え水上温泉まで行ってしまうハメになる。←ナビなら心配いらないけれどね。
宿に到着し、ロビーで大声を張り上げるとおばあちゃんが現れたので、宿の方かと思って声を掛けると湯治でいらしているおなじみさんで、奥の方から宿の方を連れて来てくれた。 いかにも湯治場らしく、のんびりしている。
地下の浴場に向うと、男内風呂・女内風呂・混浴内風呂の入り口が並んでいます。 入浴者はいずれかの内湯脱衣場で裸になってからそれぞれの内湯や露天風呂で入浴します。 これらそれぞれの内湯から戸を開けて直接混浴の露天風呂に出ることが出来るようになっていて、混浴が苦手な女性でもこのような造りだと比較的入りやすいと思います。
私はまず渓谷に面した絶景の露天風呂に行こうと、外で待ち合わせたのですが妻がなかなか出て来ない、寒くて仕方ないので湯煙モウモウの混浴の内湯に飛び込むと、先客のご夫婦がいらしてビックリ。 快く、「どうぞ」と仰って頂けたので私はそのまま内湯に入浴。 この内湯は湯気のせいか景色も望めず、まるで薄暗い洞窟の様でした。
しばらくすると寒そうにしてバスタオルをまとった妻がやってきたので呼びとめ、しばらくの間、混浴の内湯で先客のご夫婦と会話を楽しみながら入浴した。
身体が温まって来たので、露天風呂に向かいます。 露天風呂の半分ほどを覆うように丸太を利用した屋根が掛けられていて、雨の日も頭を濡らさずに入浴できそうです。
デコボコに配された大岩の陰でご夫婦が静かに浸かっていらっしゃったので御挨拶すると、湯治で来られているとの事、この宿は露天風呂で景色を眺めながら温めの湯に長く浸かっていられるのが良くて良く訪れるのだと仰ってました。 たしかにこのくらいの湯温だと長湯してものぼせる事はなさそうです。
「川古の土産はひとつ杖を捨て」は本当だったんだな〜。 |