上林温泉(塵表閣本店):長野県) '14.05月

風格のある和風旅館 塵表閣 畳敷きの 様式に言うとフロント 展示コーナーは博物館のよう
内風呂(男湯) 内湯から露天風呂へと出る扉 男女合流スペース
日本庭園のような露天風呂 ひょうたん型の石風呂 女湯

下高井郡山ノ内町平穏1409  ℡0269-33-3151  icon088ie.gif  (15:00-18:00 1000円)

宿のHPによれば、開業は明治34年、以来、夏目漱石、与謝野晶子、林芙美子、川端康成など数多くの文人墨客や、武人、政治家などさまざまな著名人によって利用されてきたとの事、まるで博物館のような書画の展示物がそれを物語っているかのようです。

湯田中温泉から志賀草津道路を白根山方向に向かうとすぐ上林温泉へと向かう分岐があり、そこを折れて少し行くと林の中に歴史がありそうな純和風の宿が見えてきます。   この高級割烹のような入り口の建物が塵表閣本館です。
暖簾をくぐると、和風テイストの品格が漂い、リュック姿の私は「ちょっと場違いなところに来ちゃったかな?」って感じです。
帳場も昔ながらのスタイルで、畳の上で座って受付を行います。
館内に入ってすぐの所に、まるで博物館の様な文人墨客の書画やクラッシクカーなどが展示されているスペースがあります。
こちらは「円実(つぶらみ)」と言って有料(200円)で一般にも開放されています。

日本庭園のような敷地に回廊をめぐらせ、母屋と湯屋・宿泊棟・食事棟などをつないでいるため、それほど広大な敷地というわけでもないのにとても広い敷地の様に感じます。
湯屋は男女別の内風呂があり、その内風呂から扉を開けて外に出たところに露天風呂があります。   
内風呂は落ち着いた感じの檜風呂で、露天風呂は日本庭園風の岩風呂になっています。   露天風呂には岩風呂に隣接してひょうたん型をした石風呂もあります。

女性の内風呂の外側には女性専用の露天風呂、そして男性の内風呂の外側は混浴の露天風呂となっていて、女性の内風呂からも扉を開けて出てくることが出来ます。   女性側からその扉をあけると目の前の男性用の扉との間に目隠しの衝立があるので、女性は混浴露天風呂の様子をチェックしてから出て来られるといった、事実に女性に優しい混浴であります。
男女それぞれの内風呂の間も湯船になっていて、こちらは屋根もあり、雨の日でも快適な入浴が楽しめます。

日に数組しか宿泊客を受け入れない経営方針ということで、常に館内は静まり返っています。   立ち寄り入浴も受けてもらえない時もあり、事前予約か問い合わせが必要です。   私もかつて2度ほど入浴できなかったことがありました。
静かに無難に安心して入ることの出来る混浴だと思います。

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