大崎市鳴子温泉字鷲ノ巣18 0229-83-3170 (10:00-16:00 500円)
子供の頃、家族旅行で鳴子温泉を訪れた際、ひょうたん型した黒い温泉に入った記憶がある。 鳴子温泉に行ったら絶対にそこに入りたいと思っていたのだ。
受付時、宿のご主人に「ここ以外でひょうたん型した黒い湯が他にも有りますか?」と尋ねたところ、鳴子ではここだけと言う事でした。 念願の油臭い黒湯を楽しむばかりでなく、懐かしい湯に浸かれるんだという懐かしさにテンションも急上昇。 湯船に向かう途中廊下の広くなった所にある卓球台、少しずつ昔の記憶がよみがえってきます。
まずは鳴子温泉郷唯一の鉄天然ラジウム泉、暗緑に濁った「黒湯」に入浴。 小ぶりな女性専用と混浴の大浴場が隣り合わせにあり、女性専用風呂の脱衣所を使用すれば女性も混浴にチャレンジできそうな造りです。 広々とした大浴場には勾玉型のコールタール臭を漂わせた黒湯、そしてその奥に一段高くなった所にプール風呂という泉質の違う浴槽があります。 浴場の壁、床は温泉成分の年輪が刻まれ、古き良き湯治場の懐かしさと鄙び感が味わえます。
この宿には四種の源泉、七つの湯壺があると言う事で、早々に大浴場をあとにし、他の浴場へと向かいました。
男風呂のひょうたん風呂・女風呂のラムネ風呂、いずれも黄土色の濁り湯で重曹硫化水素泉で水面に泡ぶくが浮き、入浴すると体に泡がつきます。 妻しかいなかったので、女湯も見学しましたが、鄙び感という点ではひょうたん風呂の雰囲気が好きです。 子供の頃の思い出はここだったのかな〜、なんてノスタルジーに浸りながらつい長湯してしまいました。
このほかにもいくつかの湯船がありましたが、時間に追われ次回のお楽しみにいたします。 |