平治温泉:群馬県 '05.9月
こっそりとある 平治温泉 |
レトロでしょ |
いい感じの浴槽 |
吾妻郡嬬恋村 (地元の方が入りに来る午後 特に夕方なら確実 200円) 嬬恋村のスーパーの近くにに平治温泉という地元の人が掘り当てた温泉があるらしい、、、というだけの情報をもってこの地を訪れ、スーパーで買い物がてら聞き込みをしたところ「聞いた事はあるがどこかは良く分からない」という返事が返ってきた。 地元の人でも知らないなんてコリャちゃんと予習して来ればよかった、と思ったがいまさら遅い。 看板なんかは出ていないとも伺っていたが、地元の人に聞けばすぐに分かるはずという考えが甘かったようだ。 仕方なく道路脇の広場に駐車し、木の伐採作業をしていた人に尋ねてみたところ、「看板も出していないのにどこで知った?」「なんやら温泉に入る会か?」と逆に質問攻めにあってしまった。 以前にモラルの無い外来入浴者によって荒らされ、閉鎖したこともあるそうです。 この方はどうやら持ち主の知り合いの方のようで「教えてあげるからあまり有名にしないように」という言葉の後に、快く場所を教えてくれた。 なんと私が途方にくれて駐車した原っぱの奥に平治温泉はあったのだ。 平治温泉の外見は村の集会場か物置かといったたたずまいで、とても中に温泉があるようには思えません。 丁度私が行った夕方は常連さんの集う時間帯で、ちょっと覗くと狭い浴場に7〜8人は入浴していたでしょうか、「今入っても新参者のいるような場所は無いな」と判断した私は外のベンチでしばらく常連さんが出てくるのを待っていました。 湯から上がったばかりのおばさんがいたので、「男湯は混んでいて入れないのですよ」と話すと、「これからもっと混みだすよ、こんな所にいたらいつまでたっても入れないよ」と言われ、意を決して混みあう脱衣所に突入したのでした。 入り口を入ると正面に入浴料を入れる集金箱があり、右はドアの付いた女風呂の脱衣所、左はカーテンの男風呂の脱衣所になっています。 カーテンをくぐると次々と入浴していた方々が出て来られて、私が浴室に入った時常連さんはお二人に減っていました。 おかげさまで温泉の事等伺いながら和気藹々と入浴する事が出来ました。 浴場はどこかの湯治場の様ないい雰囲気を醸し出している木製の浴槽で、惜しげもなく源泉が勢いよく注がれていました。 常連さん達がここを有名にしたがらない気持ちも分かるような気もします。 |
[温泉探検目次] | [北関東温泉TOP] |