吹上地獄谷遊歩道入り口

渓流沿いに木道が整備されている

十数か所で温泉が湧出している

温泉湧出地付近の水は温かい

遊歩道脇の岩陰で入浴

紫地獄：最大の湧出地点

紫地獄直下は熱湯です

湧出量が多い所では川湯も可能

木道最奥地点の湧出箇所

高台の駐車場から吹上地獄谷へと遊歩道を下ると、亜熱帯の様なムワッとする暖かさと湿気を感じます。　　　遊歩道は木道が整備され、お年寄りや子供でもじゅうぶん安全に歩ける状態です。

遊歩道沿いの崖からはいくつもの温泉が自噴していて、そのいくつかは間欠泉であり、いきなり噴出しては木道を濡らしています。　　火傷に注意するよう注意書きがありましたが、中にはかぶってしまう方が居られても不思議ではありません。

途中、湧出箇所近くの川に手をつけてみると、川水と混ざっても「アチチチ！＆ツメター！」状態がほとんどでしたが、何ヶ所か適温のスポットもありました。　　手を浸けるだけならいいのですが、入浴となると遊歩道沿いでもあり、人目も気になります。　　　中画像の入浴画像も遊歩道脇なのですが、大岩の影でたぶん人目に触れずに入浴できる数少ない入浴スポットのひとつでありましょう。

やがて、吹上地獄谷一番の見どころ「紫地獄」という間欠泉に出ます。　　ここは吹上地獄谷最大の湧出地点で間欠泉以外にも高温の温泉が湧き出していて、周囲は湯気に包まれています。　　　源泉の湯だまりのような所では温泉玉子も出来るそうで、ちょうど温泉玉子を作っていた先客のライダー達がご馳走してくれました。

紫地獄周辺での入浴は観光客がいるかいないかで状況は一変するでしょう。　　　私達が行った時はライダーが二人だけだったので、一応お断りしてから入浴しました。

ここは湧出量が多く、温泉の垂れ流しが川と合流する地点では激熱で手を浸ける事すら出来ません。　　　適温を探りながら移動していくと、この時期(夏)では川の本流近くでも暖かく感じられる程です。

観光客は通常「紫地獄」で引き返してしまいますが、さらに木道を進むと、木道の終了と共に山へと向かう登山道になります。　　　実は、ここにも温泉が湧き出しています。　　　石を組む工事をしないと尻湯しか出来ませんが、あまり人目を気にせず入浴できるのが良いですね。