延徳温泉（源泉垂れ流し）：長野県) '１４.０５月

源泉垂れ流しの湯		こんな格好で失礼します		お言葉に甘えて入浴
皆さん仕事中なのにスミマセン		いや～満足満足！		ポーズまでつけちゃいました（笑）

中野市延徳　　　　(２４時間　無料/私有地・私有物なので必ず許可を得てから入浴させていただきましょう) 延徳温泉は中野市の田園地帯にある工場敷地内に湧く温泉です。　　　フェンスで囲われた工場の敷地内に源泉貯湯槽があり、そこから太いパイプを使って余り湯を、フェンスの外側に設置したポリバスに打たせ湯よろしく、勢い良く放出しています。 いわゆる源泉垂れ流しの温泉です。 ポリバスが置かれているのは道路に面したフェンスの外側になりますが、そこも工場敷地内なので、工場関係者に一言断ってから入浴するのが良いでしょう。　　　田園地帯とはいえ、公道に面し、工場従業員の方もいらっしゃいます。　　　いきなり裸になって入浴したら無断（不法）侵入どころか、変態行為で警察に通報される事だってありえますからね。 実はここ、マニアの間ではかなり昔から有名なスポットなのですが、周辺の一般住民の方にはほとんど知られていない為、たどり着くには苦労しました。　　　郵便局ならすぐに分かるだろうと聞き込みするも「そんなものは聞いたことも見たことも無い」との事で、工場らしき物をシラミ潰しに当たる事といたしました。　　 田舎だから工場なんていくつも無いだろうと勝手に思い込んでいたのが大間違い、似たような造りの工場や倉庫がそこいら中にあり、車で周辺の道路を妻と二人キョロキョロしながら縦横に走り回る事１時間、、、とうとうそれらしき物を見つける事は出来ませんでした。 諦めが早いって？　　　今晩予約を入れてある温泉宿はまだまだ先だし、その途中には立ち寄り時間の迫った温泉宿もあるし、これだけ努力して見つからないのだから仕方ないさ、、、。 国道方向に向かって走り出すと、見覚えのあるグリーンのフェンスがチラッと見えました。　　　これが最後と心に言い聞かせハンドルを切ると、なんとこれが大ビンゴ、もうその瞬間、疲れも吹き飛び、この後立ち寄る予定の温泉もどうでもよくなり、気がつけばカメラ片手にポリバスの傍らに立っていました。 工場の従業員の方がポリバスから溢れ出す温泉で洗い物をしています。　　　「これじゃ今日は入浴できないな～、場所が分かっただけでも良しとして入浴は次回のお楽しみだな～」なんて思いながら、湯船の撮影の許可を戴こうと近づいて行くと、リーダーらしき人が私に声を掛けてきました。　　　 「温泉に入りに来たの？」「こないだもテレビの取材が来てタレントさんが入っていったよ」「そうそう、温泉マニアの若い女性も入っていったな、水着着て、、、（笑）」 私が温泉マニアである事を話すと、「自分達は気にしないから遠慮なく入っていいよ」と言ってくれました。 「でもさ～、皆さん仕事中だし、湯船の温泉使って洗い物しているのにそりゃ悪いでしょ」と言いながらも靴下を脱ぎ始めた私を見て、お仕事中の皆さんは「オッ、本当に入るんだ」と少し驚いた様子でした。（笑） 傍らでお仕事をしている皆さんには申し訳ないと思いましたが、苦労の末ようやく辿り着いた温泉なので、変わった環境ではありましたが遠慮なくポリバスでの入浴を堪能させて頂きました。

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