赤湯温泉(天狗の湯・他):新潟県) '09.10月

対岸にある「天狗の湯」 宿側にある「名無しの湯」 足元から自然湧出しています

赤湯温泉の一軒宿「山口館」から河原に降りて、川上に向かって数十m行くと川原に赤茶けた水溜り状のものがある。
これが赤湯温泉の野湯の一つで、とくに名前は付いていないそうです。
川が増水するたびに埋まってしまうので、スコップで掘るそうです。
実はこの辺りの河原は少し掘れば温泉が湧き出すそうで、昔は湯治客があちらこちらにマイ湯船を掘って、入浴を楽しんでいたと山口館の館主さんはおっしゃっておられました。

苗場山へと向かう登山道わきなので、夏山シーズン中は登山客も通るかもしれませんが、濁って透明度ゼロだし、タイミングさえ見計らえば決して入りづらい事はありません。
ま、これは私の感想で、「誰か来たらヤダ〜」と言って妻は手湯のみでした。
豪快な天然野湯は気持ちいいですよ〜。

山口館の対岸、上流側崖下に、大岩の下から赤茶けた温泉が湧き出しているところがあります。
これが「天狗の湯」です。
館主さんによると、、、現在は野湯扱いですが、かつては山口館の管理する源泉だったそうで、川に橋をかけて湯治客が行き来していたそうです。
熱い湯が湧き出しているのだが、崖からの落石が直撃するのを見てしまってから湯船として利用することをあきらめて手放したそうです。

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