混浴観

混浴と聞いただけで顔をしかめてしまう方や、エッチな事を思い浮かべてしまう方もいらっしゃるでしょうが、混浴が好きという事は決して恥ずかしい事ではないと思います。          

「混浴＝異性の裸体見物がタダで出来る風呂」「混浴＝合法的に露出できる風呂」という考えは、それが非日常な物になってしまったからこそ生まれ出ずる考えではないでしょうか。　　これが日常的なものだったら誰も興奮しないでしょ？

老若男女関係ありません。　　金持ち貧乏関係ありません。　　みんな生まれたままの裸です。　　そんな混浴の温泉は身も心も開放してくれ、ストレスの多い社会生活で身についた垢を落としてくれるのではないでしょうか。　　

家族で、夫婦で、知り合いで、いやいや一人でもいいじゃないですか。　　   先客がいたらお国なまりに耳を傾け、思い切って話しかけてみましょう。　　きっと楽しい温泉ライフになることでしょう。　

わたくしも男だから女性の裸に興味が無いといったら全くの大うそになる。　　いや、大いにあります。　　　だからたまに遭遇する同性の見せたがり屋に嫌悪感を覚えつつも、異性の場合は喜びすら覚えてしまうのでしょう。

でもね、、、カッコウ付ける訳でもないが、混浴風呂において男は紳士を気取ろうでは有りませんか。

近年マナーの悪い入浴者のオカゲで混浴が別浴になったり、地元の限られた人しか入れなくなってしまった所が増えてきているのが大変残念でなりません。（ただでさえ、国立公園内の温泉等法律の壁が有って建て替えの出来ない温泉も多いのです）

また、男女にかかわらず混浴に入っているからといって必ずしも好きで入っている方ばかりでないことも忘れてはいけないと思います。　　　他人に自分の心を覗かれたくない様に、他人には絶対に見せたくない傷等を気にしながら入浴されている人だっているのです。　　　実際、体の不自由なパートナーを気遣い、混浴に入浴されている方と何度もお会いした事があります。　　　

年をとればとるほど、パートナーとの思い出が共有できる混浴風呂が必要なのではないかともおもいます。

「混浴に入っている人は異性に裸を見られても恥かしくないんだろう」なんて、、、絶対に思ってはいけません。

余談

混浴の話からはちょっとずれますが、以前、フランス領のニューカレドニアという島へ行ったとき”ピクニック”と称した無人島ツアーがありました。　　無人島探検だと思い込み私が参加したこのツアーは行ってビックリ、参加者は島へボートが着くや否やドンドン服を脱いでいくのです。　　ほとんどフランス語の出来ない私は、はからずもヌーディストツアーに参加してしまったというわけです。  　

それまで裸は恥ずかしいもの、人前で裸になるのは風呂くらい、外で裸になるなんてしてはいけないものと教育されていた私は一瞬面食らってしまいましが、郷に入れば郷に従えで・・・・・。　　　この体験を通じ、マナーを守ればヌーディストも結構楽しいものだと知りました。　　　　

少し違いますが不特定多数の異性の前で裸になるという点は混浴風呂と通じるものがあるような気がして余談してしまいました。

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